2008年度試合結果
■ダイナマイト サマースラム■
2008.6.19(木) 12:10
関大コロシアム
【オープニングマッチ 15分一本勝負】
○ ベノワ
8分44秒
ベノワボトム→片エビ固め
Martin Wick ×
詳細
史上初、KWAのリングに外国人が上がるという歴史的な一戦。
Martinは血気盛んに戦いに挑むも身長差は30cm、手四つは届かず、と非常に風向き悪し。 しかし、アドレナリン全開でベノワのチョップにもひるまず立ち向かうなど、純米魂を振り絞って善戦。 その姿はまさにアメリカンヒーローだったが、ベノワボトムを受けてはさすがに返せず。
敗北こそ喫したものの、「プロレスって、本当にいいものですね(日本語)」の言葉を残してリングを去るMartin。 彼のデビュー戦までの長い道のりは、お客さんの拍手に包まれて終結した。
【セミファイナル 30分一本勝負】
× アッパーテイカー
9分56秒
‘俺式’ジャーマンスープレックスホールド
マンモス・マサ ○
詳細
初の同回生となったこの試合。 序盤から意地の張り合いが続く。 ショルダータックルで打ち勝ったテイカーはウォール・オブ・テイカーでマンモスを捉えるが、マンモスが脚力で体勢を崩し、ロープに逃れる。 立ち上がったマンモスはケンカキックで逆転。 コーナーに振り返されるがここでもアッパースプラッシュをかわし、バランスを崩して尻もちをついたテイカーにそのまま串刺しケンカキックを打ち込むエグい攻撃を見せる。
マンモスはそこからダブルアームスープレックス、STFと続けて攻めるが、テイカーも負けていない。 ボディスラムでブン投げると、フィストドロップ、ウォール・オブ・テイカーとつなぐ。 ロープに逃げられても、アッパースプラッシュ、スイングネックブリーカーで攻め立て、エメラルドフロウジョンで一気に勝負を決めようとするが、マンモスはレフェリーをつかんで耐え、急所蹴りを叩き込む。
その後も一進一退の攻防が続き、マンモスがチョークスラムを決めるがそれさえもテイカーはカウント2,5でキックアウトする。 マンモスはフィニッシュを宣言し、‘俺式’ジャーマンスープレックス(自称)を狙うがテイカーはサモアンドロップで切り返し、垂直落下気味にエメラルドフロウジョンを決める。 しかしマンモスが意地を見せ、カウント2,9で返す。 再びエメラルドフロウジョンを狙うテイカーを振り払い、チョップ合戦に持ち込んだマンモスはこれをヒザで制しランニングニーを狙うが、テイカーはこれを3度目のウォール・オブ・テイカーで切り返す。
キャンバスを拳で叩き、なんとかロープに辿り着いたマンモスは、引き起こそうとしたテイカーに張り手を見舞い、続けてケンカキック、スライディング・ケンカキックを叩き込む。 そのまま一気に‘俺式’ジャーマンスープレックスホールド(自称)に繋ぎ、体勢を崩しながらも3カウントを奪い、熱戦に終止符を打った。
【メインイベント 60分一本勝負】
○ ジャンボ鶴橋
若林源三
14分27秒
ジャン鶴ボム
〔チームリアルフレンズ〕
ワッショイ市山
マグニチュード本田 ×
詳細
本田の奇襲から始まった今回のメインイベント。 本田はジャンボしか見えていないのか、対戦権が源三にあるにもかかわらず執拗にジャンボに襲い掛かる。 しかし源三のサポートで逆転したレジェンド軍がここから本田を捕らえ、連係攻撃を加えていく。 最初の勢いが影を潜めてしまった本田。 市山も助けに入りたいがレフェリーに制止されてしまう。 レジェンド軍はこの間にさらに本田を痛めつける。 ジャンボは本田じゃ相手にならないと市山にタッチをさせようとするが、本田は意地でもジャンボに食らいついていこうとする。 それに呆れたジャンボは仕留めにかかろうとするが、ここは市山が本田を助け、倒れている本田をコーナーまで引きずりタッチ。 ここからフラストレーションを溜めた市山の怒濤の攻めが始まる。
なんとか本田をジャンボに勝たせてやりたい市山はタイガードライバー、ワッショイプレスを決め絶好のチャンスをつくり、本田にタッチ。 本田はラリアートからファルコンアローを決めるが3カウントは奪えず。 ならばと首が吹っ飛ぶラリアートをヒットさせるが耐えられ、逆にパワースラムを食らってしまう。 フィニッシュ宣言したジャンボがパワーボムを狙うが、本田のピンチに市山の人工衛星が決まりここでもチャンスを演出。 すかさず本田渾身の首が吹っ飛ぶラリアートが決まるがジャンボは2.99で返す。 後頭部、正面とラリアートをヒットさせデスバレーボムを狙った本田だったが、後ろにかわされぶっこ抜きバックドロップを食らいジ・エンド。 ジャン鶴ボムが決まり、闘いに終止符が打たれた。
ジャンボ鶴橋を追い詰め、マグニチュード本田に全てを託したワッショイ市山。 しかし本田が負けたことに怒号し、ワッショイの斧を放つとリングを後にした。 それに対し本田は、市山の手助けのせいで自分の思うようなプロレスができなかったと主張。 リアルフレンズの間に亀裂が生まれてしまう。
この先2人はどうなってしまうのか?
新たなる波乱の予感を後期へと残し、前期最終興行はその幕を閉じた…
Copyright(C) 2005- KWA. all rights reserved.