―KWA IN THE HOUSE―　KWA OFFICIAL WEBSITE

2006年度試合結果


■ジャンボ鶴橋自主興行■ 2006.10.17（木）　　12:10 図書館前特設リング
【オープニングマッチ　“EXPLOSION”　15分一本勝負】
○　ベノワ	7分13秒ベノワボトム→片エビ固め	マグニチュード本田　×
詳細　序盤、本田が優勢かのように見えたが、スピアー誤爆から形勢は逆転。ベノワが怒涛の攻めをみせる。ところが体格で勝る本田がチョップで盛り返し、ボディスラムの後、必殺スピアーが炸裂。しかし3カウントは奪えず、焦った本田が走りこんできたところにベノワの強烈なスパインバスター。最後はベノワボトムで3カウントを奪った。

【セミファイナル　“DEAD or ALIVE”　30分一本勝負】
×　シマ・ビシャス	9分34秒着席からの丸め込み	椅子　○
詳細　セミファイナル。シマ・ビシャスの対戦者Yは、入場してきたジャンボ鶴橋…かと思いきやその正体は肩に担がれていた「椅子」。思わぬ刺客に場内は一時騒然となった。しかしゴングが鳴らされるとビシャス、椅子両者の間にピンと張り詰めた空気が流れる。　「こいよオラ」ビシャスがチョップ、手四つを促しても椅子は（当然）応じない。スキをついてチョークスリーパー、ショルダータックル、股裂き、アルゼンチンバックブリーカー、サイドバスター、STF、バックドロップ三連発、嶋田落とし、ボストンクラブなどの持ち技を立て続けに繰り出すも（当然）ノーギブアップ。遂にビシャスはフィニッシュを宣言、繰り出した技は必殺のコブラツイスト。椅子の関節（接合部分）は「ギシギシ」と悲鳴を上げるも（もちろん）ノーギブアップ。　「どうすればいいんだ！」苦悩するシマ・ビシャス。もうすべて技は出し尽くした。 6年間のすべてを出しても勝つ事ができないのか。「くそったれ！どうすれば勝てるんだ…、どうすれば…」椅子に座り考え込むシマ・ビシャス。「ワン、ツー…」突如レフェリーのカウントが始まった。「そうか！分かったぞ！こうすれば勝てるんだ!!」とんちのような答えに勝機を見い出したビシャスは歓喜した。勝利の雄叫びを上げたビシャスは客を煽り、勢いよく椅子に座り込んだ。会場の誰もが勝利を確信した。が、しかし勢い余ってそのまま後転し、丸め込みの3カウント。　プロレスの歴史が始まって以来、凶器として使われ続けていた「椅子」。その椅子がついにプロレスラーに牙を剥いたのだ。

【メインイベント　“AMAZING IMPACT”　60分一本勝負】
△　成田こまち	19分55秒ＨＩＫＡＲＵ乱入によりノーコンテスト	ジャンボ鶴橋　△
詳細　メインイベントはジャンボ鶴橋GM自らが出陣。 Jr.ヘビー級王者 vs ヘビー級王者という図式に。　序盤は息詰まるグラウンドの展開。スピードで攪乱したい成田だがそれをジャンボに封じられてしまう。 5分過ぎにグラウンドを脱出するも、ジャンボのパワー技で劣勢になる成田。しかし突如としてジャンボが両足を負傷。成田はこれを好機とみるやドロップキック、フライングクロスチョップ、カサドーラ式DDTを叩き込む。ところがフィッシャーマンスープレックスを狙ったところをブレーンバスターで返され、起死回生のミステリオ・ラナも抱え込み式エビ固めで返される。ここでジャンボは足を引きずりながらもチョップの連打から無双で決めにかかるが、成田の隠し技メサイアで頭から落とされてグロッキー。成田はフィッシャーマン、不知火から得意のムーンサルトにいく。しかし、ジャンボが立ち上がりコーナーの成田を気合いで持ち上げてリングに叩きつける。ここでラリアット、無双を繰り出すもカウントは2.5。ジャンボはフィニッシュ技であるジャン鶴ボムの態勢に入るが、成田がフェイスクラッシャーで切り返す。コマチドライバー、ムーンサルト、ウルトラCのミステリオ・ラナを喰らわすもカウントは2.9。　成田は奥の手の飛びつき式フランケンシュタイナーをコーナーから狙うが、ジャンボは気合いのラリアートで迎撃。ラリアート3発を続けざまに喰らわしフォールにいくが、成田は驚異のカウント1で返す。切れたジャンボは容赦ない顔面グーパンチからジャン鶴ボムで叩きつける。しかし3カウントは奪えない。技が無いジャンボはハイアングルでのジャン鶴ボムを狙うが、なんとここで十字架に張り付けにされていたＨＩＫＡＲＵが乱入。ジャンボにジャーマンスープレックス、成田にシャイニングウィザードを叩き込み、レフリーがゴングを要請。この試合はノーコンテストとなった。　　　　試合後、ＨＩＫＡＲＵは成田からのベルト奪取を宣言。その意気に握手を求めるジャンボ。応じたＨＩＫＡＲＵだったが、待っていたのは報復のラリアート。試合をブチ壊された怒りが右腕に込められた。　二人の溝がより深みを増す中、学園祭は近づく…