2005年度試合結果
■チャンピオンカーニバル図書館前決戦■
2005.9.30(金) 12:10
図書館前特設リング
【オープニングマッチ 20分一本勝負】
○ 若林源三
6分23秒
ツイスター→片エビ固め
清水隼人 ×
詳細
6月のデビュー以来、プライベートも単位も順調な1回生、清水隼人。 そして前期の取得単位が0だったことにより、まさかの二留決定という悲惨な現実に直面している4回生、若林源三…源三は自分とは正反対の人生を歩む清水への嫉妬心をついに爆発させた。 試合開始直後から源三は執拗に清水の顔への攻撃を繰り返し、さらには急所への攻撃などと清水を挑発。 これに怒った清水はチョップ、首投げ、低空ドロップキックからフォールを狙う。 これをカウント2で返した源三はバックブリーカーから逆エビ固め、そしてツイスターで勝負を決めにかかるが、清水はさまざまな丸め込みを駆使してこれを切り返し、エクスプロイダーを放つ。 流れを掴んだかに思われた清水だが、最後は清水のロケットキックをかわした源三が延髄斬りからのツイスターでフォール、清水をマットに静めた。
【メインイベント 45分一本勝負】
○ ジャンボ鶴橋
22分28秒
ラリアット→片エビ固め
HIKARU ×
詳細
一触即発の空気の中で迎えた、二人の若獅子の決戦。 序盤の流れをつかんだのはジャンボ。 大きく上回るパワーを生かし、HIKARUを圧倒する。 だが、HIKARUも引き下がらない。 持ち前の技術を生かしジャンボを翻弄する。 対するジャンボの取った策は、チェーンやイスによる凶器攻撃だった。 イスはHIKARUの頭を砕き、チェーンはHIKARUの背中を切り裂いて、極悪な攻めが際立つ。 チェーンを首に巻き付けられ、場外を引きずり回されるHIKARUは失神寸前。 山賊のように場外を暴れ回る二人に戸惑い、逃げ遅れたお客さんまでいる。 その後ジャンボはHIKARUを立て看板に叩きつけ、試合の主導権を完全に掌握する。 看板が砕け散ったように、HIKARUの肉体も砕かれてしまったものと思われた。
しかし、意地でも引き下がれないHIKARUがここで反撃を見せる。 リングに戻るとジャンボのイス上ブレーンバスターを切り返し、イス上DDTで流れを引き止めた。 調子付いてきたHIKARUを止めることは叶わず、流れは完全にHIKARUのものとなる。 HIKARUの暴走的な攻めに、たまらずジャンボは場外へ。 しかしここが攻め所と判断したHIKARUは、なんと命知らずの場外ダイブアタック! 激突した二人は両者ダウン、弱りきったジャンボを前にし、勝利はHIKARUのものかと思われた。
ところが、先に立ち上がったのはジャンボだった。 ダイブの際に頭を打ったか、HIKARUの目はうつろ。 ここでジャンボが徹底した攻めを見せる。 机上パイルドライバー2発、さらに机上パワーボム、リングに戻るともう一枚看板を持ってきてその上に殺人パワーボム。 看板の角で頭を打ったHIKARUは、まさに絶体絶命だった。 かろうじて立ち上がったところを、ジャンボの延髄ラリアットが襲う。 そして前方からのラリアットで、HIKARUはリングに叩きつけられた。 それでもなおHIKARUは屈せず、気合いの赴くままにカバーを返して立ち上がる。 しかし直後、ジャンボの豪快な顔面ラリアットに崩れ、マットに沈む結果となった。 二度目の同回対決は、ジャンボに軍配が上がった。
試合後、ジャンボはベルトに照準を合わせていることを表明。 『茶番レスラーなんかに負けるか!』とHIKARUを罵って退場した。
優越を感じ、あるいは嫉妬し、同回の成長に危機感を覚える。 もしかしたら、学祭を賑わすのは二回生の彼らなのかもしれない。
Copyright(C) 2005- KWA. all rights reserved.