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2005年度試合結果


■チャンピオンカーニバル'05■ 2005.9.29（木）　　12:10 生協裏特設リング

試合前、故・橋本慎也追悼の10カウントゴングを経て始まったチャンピオンカーニバル'05

【オープニングマッチ　20分一本勝負】
○　ジャンボ鶴橋	5分21秒ボストンクラブ	ベノワ郁久　×
詳細　まず、オープニングマッチは2回生ジャンボ鶴橋と1回生ベノワ郁久。見るからに体格の違う二人に観客もざわめく。と、ここでベノワの投げたペットボトルがリンアナ（通称X）に当たるというトラブル、まさに水入り後のゴングとなった。　試合開始直後、猛然と組みにかかるベノワ。しかしパワーではジャンボが勝り弾き返される。ベノワは展開を変えようと長身を活かし、ドロップキックで反撃。フォールを狙うがやはりこれだけでは終わらない。続いてチョップの打ち合いが始まるが、ジャンボはチョップを脂肪で吸収。チョップが当たるたびにセルライトが浮かび上がり、会場に来ていたお客さんは大喜びでその場を沸かせる。そのままパワーで再びベノワを持ち上げ、地面に叩きつける。ところがベノワは最後の力を振り絞り、「どうですかー、お客さん！」の掛け声と共に河津落としでジャンボにに攻め入る。しかし最後はジャンボがカウンターのジャン鶴カッターを決め、そのまま逆エビ固めでギブアップ勝ちとなった。

【セミファイナル　大改造プロレスビフォーアフター -BEFORE-】
シマ・ビシャス	3分32秒レフェリーストップ	ネクラブッチャー白石
【セミファイナル　大改造プロレスビフォーアフター -AFTER-】
グレート文珍	2分58秒匠ラリアート	ネクラブッチャー白石
詳細　シマビシャスとネクラブッチャー白石の因縁の対決となったこの試合。ゴング直後からシマビシャスは攻めに出るが、骨折した体ではどうにもならず4分と経たない内にギブアップ。何もしなかったネクラが勝ち誇り、金返せコールとブーイングが起こる中、テレビで聞きなれた音楽と共に匠・全本浩二が現れる。　匠は早速試合のリフォームを開始。早々にシマビシャスと文珍くんを交代させ、レスラー2人のケツを出すなど大胆なアイデアを披露。レフェリーとなったシマビシャスがカウントをとれる様になって試合は順調に進み、匠は去ろうとするも制限時間直前になってオチがない事が判明。辺りが騒然とする中焦りに焦った匠はリングインし、ネクラ・文珍にダブルラリアットを見舞い3カウント。最後は匠の大胆かつ強引な行動で幕を閉じたのだった。

【メインイベント　45分一本勝負】
―全員重傷により無効試合―
詳細　メインイベントは王者と王者の一騎打ち。ところがJr.ヘビー級王者の成田こまちは、試合直前に肩を骨折していたことが発覚。万全のコンディションで臨んだヘビー級王者のジェリド・マサは当然怒り狂った。ジェリドは頑なに試合を要求。しかし肩の痛みに耐えきれないこまちは、やむなく代わりの相手を用意するという策を取った。これが悪夢の始まりであった… 　こまちが呼び寄せたベノワは首を折ってしまったとホザく。ベノワが駄目だと知り愕然としたこまちは、来年もヨロシクの若林源三を呼び付けた。ところが、ヤングまでもが足を骨折していることが判明！『奇遇だって～の』と明るくのたまうヤングは、松葉杖を突きながらもラテンのリズムを刻み、踊りながら入場。試合ができなくてもラテンの熱き血は忘れない、さすがは前期0単位。　小町はKWAレスラーを一斉召集。しかし…現れたのは全て重症患者。顔面包帯のピンクキリン、タンカで運ばれるシマ、お骨になったメガネ解説者…いずれも試合ができる状態ではない。みんなこまちよりも数倍ヤバい状態である。これにジェリドは声を荒げる。ところが、実はジェリドも足首を骨折していることを激白。絶好のコンディションというのは真っ赤なウソで、なんとKWAレスラー全員がケガで試合ができないという、前代未聞の事態に発展したのである。事態を重く見たジェリドは、KWA解散を宣言。　しかし、それを見て黙っていられなかった男が実況席から飛び出した。そう、KWA最強のボイスレスラー、ひかるげんぢである。『お前ら揃いも揃ってなんてザマだ！』と一喝し、ひかるは試合を要求した。だが、リングの上には生ける屍ばかり。試合をしようにも相手がいない！？否、一人残っていた。ひかると同回のジャンボ鶴橋。一歩も退かないひかる、そして試合がしたくてたまらないジャンボ。一触即発の空気が流れる。　しかし、ここで時間切れだった。生協裏リングは常に大学院棟と隣り合わせ。一時を回ると試合ができないのだ！二人は、チャンピオンカーニバルそのものを延長。翌日、図書館前にて試合を行うことを強引に決定したのだった。　最後はジェリドの『骨を折ってしまいましたが、これからもコツコツやっていきます』というダジャレで幕を降ろした。名勝負を期待して来てくれた方々にとっては、まさに骨折り損のくたびれ儲けということになってしまった。